UniFi Protect

ここでは、UniFi Protect ビデオ監視プラットフォームの運用に必要なデバイスと利用方法について解説します。

UniFi Video CameraをUniFi Protectソフトウェアに登録して管理できます。
カメラの管理者は、UniFi Protectに登録されたカメラを設定し、映像ストリームを視聴し、また、動体を検知した際に通知を受け取ります。
このような操作ができる監視者向けのProtectアプリはモバイルアプリに加え、一般的なWebブラウザでも利用できます。
UniFi Protectは、指定のハードウェア製品にネットワークビデオレコーダーとしてプリインストールされ提供されます。
UniFi Protectは、自前のサーバーにホストすることはできません。また、UniFi Video CameraはONVIFには対応しません。
UniFi Protectは、UniFi OSコンソールと呼ばれるGUI上で、インストール・アンインストール・スタート・ストップできます。
G4-Proなどの有線カメラの場合、カメラに電力を供給してUniFi OSコンソールに接続するには、PoEソースが必要です。
G4-Instantなどの無線カメラの場合、カメラをコンソールに接続するには、無線LANが必要です。
映像を保存するためのHDDが別途必要になります。
UniFi Protect が利用できる製品モデル 利用できるアプリ ストレージ
CloudKey Gen2 PlusUCK-G2-Plus UniFi Networkアプリも利用可能なUniFi Protect用コンソール UniFi Network
UniFi Protect
UniFi Talk
UniFi Access
UniFi Identity
2.5"HDD x 1
※1TBの東芝製HDDが付属、2〜5TBの社外製HDDに換装可能
Dream Machine ProUDM-Pro セキュリティゲートウェイルーターにNetwork, Protectなど複数のアプリを搭載した汎用コンソール UniFi Network
UniFi Protect
UniFi Talk
UniFi Access
UniFi Identity
3.5"HDD x 1
※HDDは別売、Western Digital / Seagate で確認済み
Network Video RecorderUNVR より優れたストレージ機能を備えるProtect専用コンソール UniFi Protect 3.5"HDD x 4
※HDDは別売、Western Digital / Seagate で確認済み
Network Video Recorder ProUNVR-Pro より拡張性の高いストレージを備えたProtect専用コンソール UniFi Protect
UniFi Identity
3.5"HDD x 7
※HDDは別売、Western Digital / Seagate で確認済み
Dream Router NewUDR 本体のWi-Fi6無線ルーターをNetworkで、有線/無線カメラをProtectで統合管理 UniFi Network
UniFi Protect
UniFi Talk
UniFi Access
※同時稼働できるアプリは2つまで
128GBのSSDを内蔵
※追加ストレージとしてUDR本体にMicroSDカードを挿入可能

UniFi Video Camera

記録確認の際に重要なのは映像の精細さです。
ユニファイビデオカメラの解像度はFHD以上4Kまで。

G4 PTZ G4 Pro G4 Dome AI 360 G4 Instant G3 Flex
水平視野角 64° with PTZ 109.9° 102.4° 360° with PTZ 111.3° 87°
外形寸法 207 x 223.7 x341.3 mm ∅ 86 x 153 mm ∅ 109.2 x 64.5mm ∅ 147 x 49 mm 81.6 x 50 x 47.2mm 107.5 x 48 x 48mm
耐環境性能 IP66 IP67 IPX4, IK08 IPX4, IK08 IPX5, IK04 IPX4
解像度 8MP, 4K Ultra-HD (3840 x 2160) 8MP, 4K Ultra-HD (3840 x 2160) 4MP (2688 x 1512) 5MP (1920 x 1920) 5MP, 2K HD (2688 x 1512) 2MP, Full-HD (1920 x 1080)
接続方法 RJ45 with PoE++ RJ45 with PoE/ PoE+ RJ45 with PoE RJ45 with PoE Wi-Fi5 RJ45 with PoE
最大フレームレート
※低解像度設定時の最大数
50 FPS 50 FPS 48 FPS 30 FPS 30 FPS 25 FPS
ズーム性能 22x 光学ズーム 3x 光学ズーム デジタルズーム デジタルズーム デジタルズーム デジタルズーム
双方向オーディオ
暗視

ウェブアプリで管理

クラウドアクセスポータルにアクセスし、Ubiquiti社のSSO (Single Sign On) アカウントでサインインすると、インターネット越しにUniFi Protectにアクセスできます。

なお、UniFi Protectにローカル環境からアクセスする場合は、管理用PCとUniFi OSコンソール搭載デバイスが同一ネットワーク上にあることを確認してください。UniFi OSコンソールのIPアドレスをWebブラウザに入力し、ローカル接続専用のアカウントまたはUbiquitiアカウントでログインします。

ログイン後、コンソール上のProtectを起動します。

A Dashboard 最近のモーション検出、ストレージ使用率、ユーザーのアクセスなど、Protectシステムに関する重要な情報の概要を表示
B UniFi Devices すべてのカメラデバイスの設定と管理
C Live View シングルまたはマルチグリッドビューでのリアルタイムなカメラストリームの表示
D Events カメラによって生成されたすべてのモーション検出の表示
E Timelapse カメラの記録履歴のスクロール表示
F Roles ユーザーと権限の管理
G Activity システムに関する設定
H Settings システムに関する設定
I List of UniFi OS Consoles 管理下のUniFi OSコンソールのリスト
J Application Switcher このUniFi OSコンソールにインストールされている、別アプリケーションの表示
K Account Settings ログイン中のユーザーアカウントの設定変更

スマホアプリで管理

UniFi Protectモバイルアプリは、AppStoreGooglePlayからダウンロードできます。Ubiquitiアカウントでログイン後、目的のUniFi OSコンソールにアクセスします。

A Account Settings ログイン中のユーザーアカウントの設定変更
B List of UniFi OS Consoles 管理下のUniFi OSコンソールのリスト
C Cameras すべてのカメラデバイスの設定と管理
D Events カメラによって生成されたすべてのモーション検出の表示
E Activity システムに関するアクティビティログ
F Settings システムに関する設定
G Menu Sidebar ネットワーク上の重要なアクティビティに関するアラートのリスト。
H Actions 新しいデバイスを追加するためのボタンを表示または非表示にします。
I Connection Type 接続方式の表示
J Recent Detections 最近のモーション検出を表示します。タップして各カメラのイベントを再生します。
K View Camera Stream カメラのライブストリームとタイムラプスを開き、録画とスナップショットをダウンロードしたり、カメラの設定を変更します。

監視アプリの利用方法

  • リアルタイムのカメラストリームと記録された映像を表示します。
  • 録音とスクリーンショットをダウンロードします。
  • モーション検出イベントを確認します。
  • グリッドビューで最大16台のライブカメラストリームを表示します。
  • カメラに名前を付与します。
  • ファームウェアバージョンや稼働時間などのデバイスの詳細を表示します。
  • コントラスト、明るさ、色相などの画質設定を調整します。
  • 録画スケジュールや画質などの録画設定を調整します。
  • カメラのマイクを無効にするなどの設定を調整します。
  • デバイスを再起動したり、UniFi OSコンソールにおける管理を解除します。
  • 「モーションゾーン」特定の領域のモーションを認識し、認識したときに特定のアクションをトリガーするようカメラに設定します。
  • 「プライバシーゾーン」カメラフィード内で記録させない領域を指定できます。
  • 「スマート検出ゾーン」フィード内で、人物や車両の動きなど、特定のカテゴリの動体のみが検出される領域を指定できます。G4カメラで利用できます。

Webアプリケーションとモバイルアプリの両方で「Settings」>「My Alerts」にて、電子メールによる通知とプッシュ通知を構成できます。プッシュ通知を受信するには、モバイルアプリ側の設定でも通知の受信を有効にしてください。

次のようなイベントの通知を有効にできます。

  • モーション検知やスマート検知の際
  • デバイスの切断と再接続の際
  • HDDの互換性または構成に起因する障害の際
  • モバイルデバイスで位置追跡が有効になっているユーザーが、UniFi OSコンソールで範囲設定したジオフェンスに出入りした際
  • ユーザーが保存されている録画をダウンロードまたは削除した際

また、通知頻度を設定できます。

  • 通知しない
  • イベント検知時に毎度
  • ユーザーが不在の時
  • スケジュールに応じて

「Settings」>「Recordings」>「Recording Schedules」から、録画する時間帯を直感的に設定できます。

「Settings」>「Recordings」>「Video retention」から、カメラ映像の保持期間を管理できます。

「Time-Based Recording Deletion」を有効にし、「Days Before Purging」に保持する日数を指定します。

なお、カメラの解像度設定およびディスクスペース容量に応じて、指定日数よりも実際の保持期間は短くなる場合があります。

ハードディスクの要件

UniFi Protect対応ストレージデバイスに映像を保存するには、UniFi-HDD-8TB等のハードディスクドライブが必要となります。UCK-Gen2-Plusの場合は2.5インチ、UDM-ProおよびUNVRの場合は2.5インチまたは3.5インチのHDDを取り付け可能です。

1TBにおける記憶容量の指標は次の通りです。

  • 4K映像 (3,840 x 2,160) の場合・・・9日間
  • FHD映像 (1,920 x 1,080) の場合・・・20日間
HDDのRAIDフォーマット
HDDの交換
HDDのスペア
HDDの残量
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