Relay2は、無線LANアクセスポイントに自前のサーバーをホスト可能なネットワーク / エッジコンピューティング領域の国際的なブランドです。Wi-Fiネットワーク / コンテンツサーバーのサービス展開とリモート運用をクラウドから簡単に実施できます。
これを用いて、総務省ガイドラインを満たす公衆無線LANを構成する方法を以下に示します。
Configure > Security > RADIUS Serverから、外部RADIUSサーバを指定します。ここでは、認証サービスプロバイダー「wiffy(ウィフィー)」指定の値を設定します。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
Server Type | Authentication Serverを選択します。 |
Server Address | wiffy指定の値を設定します。 |
Shared Secret Format | ASCIIを選択します。 |
Shared Secret | wiffy指定の値を設定します。 |
Server Port | 1812を選択します。 |
Configure > WLANにて、サービスするWi-Fiを設定します。
WLAN TypeをGuest WLANとし、Splash Page TypeをExternalとすることでwiffyのキャプティブポータルを指定できます。必須項目は以下の通り。
設定項目 | 設定値 |
---|---|
Splash URL | wiffy指定の値を設定します。 |
Allowed Domain | 作成済みのAllow Domainプロファイルを選択します。 |
RADIUS Auth Server | 作成済みのAuthentication Serverプロファイルを選択します。 |
Session Timeout (min) | 認証認可済みユーザーのRADIUSセッションを時限で切断する時間を分単位で設定します。wiffy側のRADIUSサーバで指定することもできます。 |
公衆無線LANの利便性と安全性の向上に有効なOWE(日和見ワイヤレス暗号化)の設定例を示します。OWEによる無線サービス開放には2つのWLANプロファイルが必要となり、これらを有効にします。なお、本設定はWi-Fi6モデル RA6xx 以降の機種に限定されます。
WLAN profile No.1 実際にブロードキャストされるSSIDの設定 |
|
---|---|
プロファイル名 | wiffy-visible |
SSID名 | - wiffy free Internet - |
Guest WLAN | ExternalまたはSelf Hosted |
L2 Security Type | Open |
WLAN profile No.2 OWE設定用のプロファイル |
|
---|---|
プロファイル名 | wiffy-hidden |
SSID名 | (WLANプロファイルその1と同じ) |
Guest WLAN | (WLANプロファイルその1と同じ) |
L2 Security Type | OWE+Open |
Open WLAN | (WLANプロファイルその1を指定) |